けんちん汁の中身

好きな時に、好きなことを、好きなだけ。

スッキリした

お題「思い切ってやめてみた事」

 反抗期、私は滅茶苦茶感情を抑え込んでいた。心の弱い家族がいたから、この家族への反抗心と反抗的な言葉を我慢するしかないと思っていたのだ。

 父に「ここ、こうしたら良いんじゃない?」と言われたら、「あー、そうかも」と言いながら「は?頼んでないのにアドバイスすんなよ。単純にきもい。消えろ」と考えるような生活だった。それくらい、表面上と内面の私はかなり対極な存在だったのだ。

 しかし、自分が二分されてるとすごく疲れる。精神的にもかなりくる。スマホに溢れ出る感情を書き留めて整理したりしていたのだが、それでもまだ足りなかった。爆発しそうなので予め家族に反抗期だと伝えても信じてもらえず。「こっちは苦労して反抗心を抑えてんだよ」と更にストレスが募り、夜な夜な泣きながら心の中で叫ぶ生活。ある時、そんな中にテスト勉強のストレスが入ってきた。

 

 そして、限界が来た。

 

 私は、家族に対して取り繕うのをやめた。「バカ」だったか、「あほ」だったか、「クソ野郎」だったか。もう何を言ったか覚えてないけれど、私は反抗期になって初めて家族に暴言を吐いた。でも、叫んだわけじゃなかった。限界すぎて頭は冷静だった。いつもの、日常会話と同じノリでぽそっと呟いた。

 案外、私の暴言は受け入れて貰えた。心の弱い家族も大丈夫な様子だった。肩の荷が降りたような気がして、それからは反抗心を少し表に出すことができた。0%が10%になっただけだったが、私はめっちゃスッキリした。溜め込んでいた感情を出せることほどストレス発散になるものは無いんじゃないだろうか。

 

 取り繕うのをやめて良かった。反抗心でも何でも、感情を我慢するのはかなりつらい。今、反抗期などで感情を抑えている人はどこかで叫ぶやらなんやらすると良いと思う。カラオケで1人で熱唱したり、自分の選んだ所に自分だけで行ってみるのもオススメだ。とにかく、我慢だけはやめてほしい。

 

それでは、また。